すーさんの株式投資blog

30代半ばから、投資元金100万円で株式投資を始めてみました。

暴落も、なんとか生きています。

 久しぶりの更新となります。とりあえず生きています。
 この間、株式相場は暴落に見舞われ、ポートフォリオも特大ダメージを負いました。
 今日は普段の記事とは趣向を変えて、今回の暴落を受けての心境、ポートフォリオの現状、今後の向き合い方、などを綴っていきます。

暴落を目の当たりにして

 米国債金利の急上昇に端を発した今回の株式相場の暴落ですが、後述しますがかなりのダメージを負いました。

 先週の火曜日から始まったわけですが、指数も大きく下がるのですが、それに比してポートフォリオは大きく下げました。

 今日までの間、若干戻した日もあったもののほとんどは下落の日々で、習慣になっている日中に数回の含み益チェックも「また下がっているんだろうな…。」と重い気持ちで見ていました。

 こんな状況こそブログに記録をつけ、そのとき感じたことを書くべきとわかってはいて、下書きをした日もあったのですが、仕事の疲れと気の重さから筆が進みませんでした。

 投資をしていくにあたって、この程度で思考停止しているようでは到底生き残れないと感じました。良いときだけでなく悪いときも俯瞰して見直すこと、過去に経験したことを活かすこと、これらをやるしかないですからね。

 ブログもせっかく課金して始めたのだからどんどん書かなきゃ勿体ないですしね。

ポートフォリオ全体の状況

 個別銘柄を振り返る前に全体の感想を少し。

 まず、正直、暴落がこれで終わったかどうか定かではありませんが、ボラティリティが高まるとはこういう状況なのか、と身に染みました。1日毎の値幅が大きくなって、まだ上げ下げすればいいんですが、下落基調だとわずか数日で大きく下げることになる、というのを肌で実感しました。

 また、暴落を迎えたときにそれまで順調に利を伸ばしていた銘柄なほどより強く下げられることを学びました。順調で期待の高かった銘柄は全体が暴落してもしぶとく残すかな…?などと淡い期待をしましたが、結果は真逆で強烈に叩かれました。

 株価が上昇していた分、多くのホルダーに含み益が出ていたはずなので、一旦利益確定し更なる暴落に備えて手仕舞い、といった動きなんでしょうかね。とにかく上げている銘柄ほど巻き戻しが激しいことは教訓にしたいと思います。

 それでは続いてポートフォリオの状況です。
 保有銘柄含み損益は、1,933,000円まで減少してしまいました。
 昨年来高値からは100万円以上、今年に入ってからの戻り高値(270万円)から見ても80万円ほど、30%もの大ドローダウンです。節目の200万円も割ってしまっています。

個別銘柄の現状

 ここからは個別の保有銘柄の現状ですが、基本的にどれも同じように大きく下げているので内容が似通っています。

・UT(2146) 3,105円
 高値からは500円ほども下げ。
 日足チャートでは75日線付近まで下落。週足チャートではまだ上昇トレンドにはあるか、といった感じです。
 決算で上方修正を発表し、この暴落でかき消された感がありますが、これでもまだかろうじてダブルバーガーではあり、引き続き牽引役です。
 自分の中での単純な図式で、人口減少=人手不足=働き方改革=人材派遣、ということで時流に乗っている銘柄だと捉えているので、成長鈍化が目に見えるまではホールドします。

・RIZAP(2928) 1,716円
 昨年の噴火後からずっと低調なのでそこから見れば300円程度の下落になっています。
 決算発表前に少し上げていたのですが、昨日の3Qの発表で利益予想の進捗率が60%ほどと芳しくないものだったため、一夜明けて今日、4.7%弱も売られてしまい、ついにダブルバーガー陥落です。
 今後の焦点は、通期の業績予想が達成されるか、来期以降の予想水準、そして東証への市場変更と一部昇格、になりますが爆発力はピカイチなのでここもしばらくホールドし続けますね。

・SUMCO (3436) 2,869円
 高値からは500円ほど下げるも以前のレンジには収まっています。
 順調な前期決算と増配、そして来期も引き続き好調な業績が予想されており、四季報の予想PERも15倍台(昨年後半は20倍台後半まで上昇したが)となって割高感はなくなってきました。今の半導体需要は短期の景気とはあまり関係がないと思いますし、再浮揚まで気長に待ちます。
 当面の懸念材料は為替ですね。今日現在で106円台中盤と円高が進みました。悪影響がない水準まで戻るまでは厳しいか。

・ケイアイスター不動産(3465) 2,586円
 1月の高値からは700円近くも下落。ポートフォリオの中では最も下落幅が大きかったです。
 順調(過ぎる)な右肩上がりだっただけに強烈な下落で、日足チャートでは75日線すら大きく割り込んでいます。週足チャートでは26週線がなんとかサポートになるか、といった感じで、上昇トレンドは一旦終了です。
 今月の決算発表は可もなく不可もなく、まずまず順調でしたが他にサプライズはなかったので、しばらくは我慢ですかね。NISA保有で3月は配当もあるし、ここも成長鈍化が表面化するまではホールドします。

・ジェイリース(7187) 795円
 暴落相場で周りとともに下げたところに、決算発表でサプライズもなく、さらに下落して含み損状態になってしまいました。
 ポートフォリオでは最も利益が出ていなかったので結局は15%程度の下落でした。週足チャートでは26週線を割り込んでいますがなんとか反発してもらいたいです。
 今後ですが、成長の持続と昇格期待を睨みながらいきます(握力は弱め)。

今後の相場との向き合い方

 今回の暴落を受けて、またいつか訪れる次の暴落時にはダメージを軽減しようと思うと、一番有効なのは上昇時に一部利確して現金比率を高めておくことなんですかね。ただ、上昇時に降りるのはそれはそれで勇気がいるし、タイミングも難しそうです。とにかく空気を読みつついくしかないのかな…。

 一方で、有名な個人投資家であるmagicさんによると、常にフルインベストメントで投資している中で暴落に見舞われたら、投げ売られてより割安になっている他の銘柄に乗り替える、という手法をブログで見て、なるほどと思いました。(これは現金比率を高めておく手法とは全く異なる。)

 どちらを取り入れていくかはまだ決めかねますが、何もしないでただただやり過ごす(現在の自分)だけでは思考停止して塩漬けしているのと同義ですからね。先物はやるつもりはありませんが、防御の意味で、動いてけるようにならないとダメだと感じています。

 いつも以上にとりとめなくなってしまいました。これからもよろしくお願いいたします。