SBI証券の新スマホアプリ
自分のメインの証券口座はSBI証券です。今日は巷でちょっとした騒動になっている同証券が提供するスマホアプリについて書きます。
ちなみに使用するスマホはHuawei P8lite、Androidのバージョンは6.0です。
SBI証券を選んだ理由
アプリについて書く前に、自分がSBI証券を選んだ理由について書きます。
といってもたいした理由はありません(笑)。一番はネット証券の口座数が確かトップだったことです。大勢の人が使っていて支持されているという安心感がありました。
ネット専業の証券会社の場合、手数料はどこも似たりよったりだし、提供されているサービスもそんなに変わらないと思います。
手数料については、約定金額〇〇円以下は△△円、みたいな感じで決まっているわけですが、実際に取引するようになって思うのは、確定損益の額に比べると多少高かろうが低かろうが、正直どうでもいいというか、まったく気になりません。(デイトレードで1日に何回も取引するような方には無視できないものかもしれませんが。)
むしろその会社がすぐになくなることがない(最悪倒産とか、そこまでいかなくても他社に吸収されるとか)、というのが重要かな、と。会社がなくなってしまうと登録とか引き継ぎとかがかなり面倒くさいと予想されるので。
ということで、1番人気のありそうな証券会社にした、というわけですが、取引自体多くないし、機能やサービスも使いこなしているわけではないですし、今のところほぼ、不満はありません。
スマホアプリの切替問題
そんな同証券のスマホアプリですが、7月末から、これまで提供してきたスマホアプリを一新した新しいアプリ【SBI証券 株アプリ】をリリースしました。
また先月くらいから、旧アプリ【HYPER 株アプリ】の提供・サービスを終了するため新アプリに移行するようユーザーに促しています。
これを知りAndroidのPlayストアで新アプリの詳細をチェックすると、確かに画面の見た目も洗練された感があり、新機能も付加されたようでしたが、
とにかく評価が低い…。
この記事を書いている11.5時点でも評価は2.2☆。ちなみに旧アプリの評価は3.2☆で、(勝手に)ライバル(と位置付けている)の楽天証券のアプリ【iSPEED】は4.0☆です。
自分は他のツール系やエンタメ系のアプリだと☆4以上は当たり前というか、4以上じゃなければとりあえずダウンロードは保留します。食べログの評価3=Androidアプリの☆4、って感じです。
ですが、証券会社のアプリは他のアプリで機能を代替できませんので、☆に関係なくインストールするわけです。
実際、現在使用している旧アプリも、基本的な使用感には満足しています。
これに対し新アプリのユーザーコメントでは、旧の方がよかった・なぜリリースできたのかわからない(そのくらいひどい)・メインの証券口座の変更を検討する等々、散々な愚痴が展開されています(苦笑)。
9月か10月の旧アプリのアップデートで、アプリ起動後の最初の画面で、旧アプリサービス終了予定→新アプリへの移行のお願い、のようなメッセージが出るようになったのですが、当初の予定を過ぎてもまだ旧アプリは普通に使えています。
ユーザーの猛烈な批判を受けて延長しているのかな、なんて思っています。
ですが、ダウンロードもせずに及び腰で批判コメントばかり眺めていてもしかたないですし、試しに新アプリを導入してみました。
新アプリ【SBI証券 株アプリ】の使用感
さっそく簡単にイジってみました。
まず、総論としては、そんなに変わらないと思いました。
本当に☆評価というのは極端になりがちですね。Androidアプリの場合☆は5段階評価ですが、ちょっと極端に☆1を付けすぎではないか、と。
次に操作性と見た目について少し細かく感想を書いてみます。
1.個別銘柄のチャート画面とスワイプ操作
個人的に1番変化を感じた点です。
旧アプリでは、チャート画面で表示しきれない過去分を見るには、チャート画面を1タップ→チャート画面をスワイプ、という操作になり、この初めの1タップが面倒だな、と感じていました。
新アプリはチャート画面でスワイプするとそのまま過去分へと遷移していきます(説明が下手ですが、要するに1タップが不要。)。
ただし、これとトレードオフなのでしょう、個別銘柄画面の各メニュー(チャート・気配値・銘柄詳細・四季報・ニュース)を遷移させようとするとき、旧アプリではすべてのメニューをスワイプで行き来できたのですが、新アプリではチャートメニューから他メニューへの遷移がボタンタップ式になってしまいました(他のメニューはスワイプが効きます。)。言葉で表すと伝わりづらいかもしれないですが、かなり操作感が違います。
自分は各メニューをまんべんなく見るので、タップよりスワイプの方が扱いやすいのですが、チャートを扱いやすくした分のシワ寄せですね。
※追記(2017.11.6)
さっそく訂正です(苦笑)。
新アプリの個別銘柄チャート画面の挙動ですが、チャート表示枠の外・上をスワイプすると別メニューに遷移させることができました。これに慣れれば旧アプリから機能向上ですね。
※追記(2017.11.27)
地味に追加更新します。
上記チャート画面の挙動ですが、どうやらチャート表示枠の外であれば上だろうが横だろうが下だろうが、枠から外れていればスワイプは効きました。
結局は自分が画面のど真ん中をスワイプしていたため、前後画面に遷移できないと早合点した模様です。失礼しました。
(でも表示枠内では遷移できませんよ!)
また、チャート以外のメニュー遷移のスワイプがちょっと反応が悪いというか、小さいスワイプだと遷移せずに戻されるような感触でした。これはアップデートされてよくなるといいですが。
2.見た目
見た目については、文字のサイズがかなり変化しています。
旧アプリは文字のサイズが均一な印象。
新アプリは大小にメリハリがある感じです。見やすい・洗練された・今っぽい、と感じる一方、小さくてちょっとタップしづらいかな、と思うような文字表示もありました。
ただ、見た目はあまり気にしません。とにかく慣れによる印象が大きいと思っているので、違和感は今が一番感じると思いますしね。
新アプリはこれから
自分としてはそこまで支障はないかな、と思いますが、まだ実際に取引をしていないし(評価コメントのなかで起動・動作が遅すぎて売買タイミングを逃した、というようなものがありました。)、使っているスマホが格安SIMなので回線混雑時の使用感も気になるところです(今日は休日で時間帯にも夕方だったので、支障はありませんでした。)。
明日以降もしばらく平行して使用していき、完全移行するかどうか見極めます。
ちなみに、評価コメントにもありましたが、ニュースの決算情報(今期・前期・決算期数値)が行ズレするのは、いまだに新・旧どちらも直っていません。これそんなに難しいことなんですかね…。